解消!

日本語で副詞的に解釈される英語文

この英語文をみてください。

① AI Qaeda’s destruction of the WTC shocked the world.

この英語文は「アルカイーダが世界貿易センタービルを破壊したので世界中の人が驚いた」というように、主語のところを副詞的に訳し(日本語訳では、AI Qaeda’s destruction of theWTCが「アルカイーダが世界貿易センタービルを破壊したので」と副詞的に訳されていることに注意)、さらに、文全体を自動詞的に訳すと日本語として自然になる(shocked the worldが「驚いた」といったように自動詞的に訳されていることに注意)。

日本語で副詞的に解釈されるところには、その背後に文が隠されているわけですが、上の英語文では、その文がシースルーの形になっています。

つまり、透けて見える形になっています。というのも、主語はもともと次のような文であったからです。

② AI Qaeda destroyed the WTC.

これらのことからお分かりの通り、英語文を正しく解釈するには、まず、主語(つまりAI Qaeda’s destruction of the WTC)が②の英語文を圧縮したものであることを知る必要があるのです。

上では、文を名詞に圧縮したものが主語の位置にきているが、目的語の位置にくることだってもちろんあります。

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ほれる速度とさめる速度は比例する?

一目ぼれは、「自分の理想を相手が満たしている」と勝手に期待してしまうところから始まるのですから、必然的に「思っていたのと違っていた。こんな人だとは思わなかった」と、あとでがっかりすることも多いのです。

A子さん(25歳、デザイナー)は一目ぼれから始まった恋を二度経験しているそうですが、相手の実像が見えてくるにつれ、「裏切られたようで、悲しい気持ちになってくる」のだと教えてくれました。

素敵な異性を見ると、「いいなあ」と胸がときめいて、きっとこんな人だろう、つきあえたらこんなふうにしたいなあ、などと空想にふけってしまうのが一目ぼれしやすいタイプ。

一方、一目ぼれしにくいタイプは、「いいなあ」と思ってもそれで終わりで、それ以上の想像はあまりめぐらせないものです。

あなたの今までの恋愛を思い出してみましょう。相手と知り合ってから急激にのめり込んでいくことが多かったでしょうか、それとも、じっくりと時間をかけて好きになっていくことが多かったでしょうか?

前者の「ほれっぽい人」なら、次のエクササイズを行なって、あとで「がっかり」しないようにしましょう。

①ノートの上半分に、あなたが一目ぼれした相手のどこが好きかを書き出してみましょう。

このとき、ほかの誰が見てもそうだと言えるもの(背が高い、二重まぶた、有名大学出身など)と、そうでないもの(「やさしい」というような観念的なこと)に分けて書くのがポイントです。

②今度は、①で書いた相手の好きなところ、中でも、「目に見えないもの」の下にそれぞれの「証拠」を書いてみます。

このエクササイズを行なうことで、あなたが勝手な思い込みをしているかどうかが目に見えるかたちで判断できます。「証拠」があまり見つからなければ、そこがあなたの思い込みが強い部分です。そして、「こんな人だと思わなかった」となる部分でもあります。

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英語の歴史と重要性

「英語」の「英」はイギリスの漢字表記である「英吉利」に由来します。

「英吉利」という表記自体は、先行する中国語に倣ったものです。

同じような成立の語に「仏語」(仏蘭西語)、「西語」(西班牙語)などがありますが、現代日本では「フランス語」、「スペイン語」といった呼称がより普及しています。

一方、英語は「英吉利語」(イギリス語)という呼称もありましたがすでに廃れ、「英語」という呼称のみが普及しています。

現在イギリス全体としての国家語は英語ですが、イギリスに含まれるイングランドやウェールズやスコットランド、北アイルランドでは英語以外の言語話者もいます。

20世紀中盤までイギリスが多くの植民地を抱えていたこと(イギリス帝国)は英語話者数の増加の要因となりました。

イギリスの取った植民地政策は間接統治であった。つまりエリート層をイギリス本国で教育させ、それぞれの植民地へ送り返した。上層階級であるエリート層はみな英語で教育を受けたために、植民地行政では英語が支配的となり、独立後もこの状態が続いています。

かくして旧イギリス領(現在その多くはイギリス連邦に加盟している)では法律が英語で起草されており、それによって公的に(政治・経済・教育で)使われるようになり、イギリスとこれらの地域の共通語になりました。

第二次世界大戦後イギリスは徐々に国際政治での影響力を弱めていくのですが、かつて英国が植民地を建設した土地であり、また同じ英語を使用する国でもあるアメリカ合衆国が強い影響力を持つようになり、結果として英語が有用な外国語として世界に広く普及することになりました。

この現況に対しては世界中の非英語圏地域においてさまざまな反発が存在し、特にスペイン語圏では顕著な反英語感情が見られます。

日本にも存在する反英語思想家の主張によると、「自然言語」の一つに過ぎないただの英語という言語がこれほどまでに高い国際的地位を保ち続け頑としてゆるがせにしない現在の状況は、イギリスやアメリカといった経済的超大国による国際支配の歴史を浮き彫りにするものであり、また世界の非英語国(特に発展途上国)への差別(特にその文化に対する差別)を助長するものであるというものです。

さらにはそうした途上国の文化を滅ぼすおそれがあるとまで考える者もいます。

それらの批判に対する解決策としては、「国際語」向けに作られた人工言語(現在のところエスペラントが最有力)に地位を与えることが考えられますが、「英語の地位を落とすに足る積極的理由もなしに『国際語』をわざわざ変える必要はない」「(英語が既にこれほどまでに普及し強く根づいている現状において)変えるとなると世界的な混乱や波紋を呼ぶことになる」などの反論があるほか、世界の反英語活動家はあまりに少なく目立った活動をできていません。

スコットペリーの英語教材【リスニングパワー】

経済、社会、文化など様々な分野でグローバル化が進み、「国際共通語」としての英語の重要性は高まる一方ですね。

英語は、約80の国・地域で話されており、世界で最も多くの国・地域で使用されている言語であり、ネイティブスピーカーの人口でも、中国語(約13億7000万人)に次いで二番目(5億3000万人)に位置します。

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